府中再発見

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充実の札幌観光! 北海道神宮~円山公園~大倉山ジャンプ競技場へ行ってみた

夏の札幌観光ってどこへ行けばいいのだろう? 時計台や大通公園はすでに行ったし、近場でふらっと観光できるところないかな、と探していたら良いモデルコースを見つけました。

1日あれば、歩いて・触れて・味わっての夏の札幌を思う存分楽しめる観光スポットです。友達やカップルと札幌に旅行に来たけど、「どこを観光すればわからない」って方は是非参考にしてみて下さい。

 

今回のモデルコースは「北海道神宮~円山公園~大倉山ジャンプ競技場(展望台)」を歩いて巡る1日観光コースです。

なお、札幌駅近辺から北海道神宮・円山公園までは電車でアクセスできますが、大倉山ジャンプ競技場へは最寄りバス停までの運行本数が少ないため、場合によっては20~30分歩くはめになります。レンタカーがある方が便利と思います。

 

①まずは「北海道神宮」を目指します。

札幌駅から車で15分ほど西に向かうと北海道神宮があります。ナビに従って道なりに向かえば駐車場(北1条)が見つかるはずです。

 

こちらは北1条駐車場(南側にも駐車場があります)

なお、参拝者は1時間まで駐車無料です。以後、60分ごとに500円の駐車料金がかかります。

 

 

境内に入ると、さっそく「令和の鳥居」がお出迎えしてくれます。

北海道新宮に向かう途中、街中にもありましたよね

 

 

この北海道神宮は、四柱(よはしら)の神様がお祀りされており、北海道開拓の歴史と深い関係があります。

立派な石段と神門が見えます

ここで歴史を少し解説します。(知っておくと北海道神宮をもっと楽しめます)

 

明治新政府は、北海道の開拓を本格的に進めていくために1869(明治2)年に開拓使という役所を置き、当時「蝦夷地」と呼ばれていた地域を日本の国土として明確にするため、「北海道」と改称しました。

 

同年、開拓使の北海道への赴任に先立ち、明治天皇の勅使により開拓の守護神として「大國魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)」の三神を祀る「北海道鎮座神祭(ちんざしんさい)」が東京で斎行されました。これが北海道神宮の創祀(そうし)とされます。

 

その御霊代(みたましろ)は、鎮座神祭が斎行された東京から函館へと移り、そして札幌へと移されましたが、当時は現在の鎮座地ではなく、今の位置に社殿が建てられたのは1972(明治4)年のことで、この年に「札幌神社」と社名が決まりました。

 

1964(昭和39)年に明治天皇が鎮座され、札幌神社より今の「北海道神宮」と改称し、北海道の総鎮守として崇敬され、今日に至っています。

 

まとめると、北海道の開拓の歴史とともに歩んできたのが「北海道神宮」ということですね。

 

 

手水舎は”明治天皇”御製とあります

手水舎で身と心を清めます。この日は28度で暑い日でしたが、水はキリリと冷たい。

 

【北海道神宮の本殿へ】

一礼し、神門を抜けて本殿へ向かいます。

 

新しく見える本殿。失火により全焼したが1910(明治43)年に再建した。

ココで1つ豆知識。

北海道神宮の本殿は北東向きに建てられています。通常、本殿は南向きが多く、北東は「鬼門」と言われ災いを呼び込む不浄な方位とされています。

これは当時(明治時代)に樺太や千島列島に進出しようと南下政策をとっていたロシア帝国に対するお守りとして本殿をこの向きに建てたようです。

 

お宮参り、百日祝い(お食い初め)で参拝する家族も

 

 

 

【桜林・梅林へ向かう】

約18万平方メートルの境内地は桜の名所としても知られ、札幌市民から親しまれている模様。

緑に茂った桜並木。このときは6月

こちらは梅林

青々とした梅の実がなっています

 

【六花亭でひと休み】

六花亭は帯広の創業らしいです。

お土産で有名なマルセイバターサンド

名物の焼き餅菓子「判官さま」(1個110円)

店内の鉄板で焼いたできたてを購入。

柔らかい焼き餅の中に、ほんのり塩味のつぶ餡が入っています。この「判官さま」はココの新宮茶屋店でしか購入できない店舗限定商品みたいです。

 

【円山公園へ向かいます】

最寄り駅は”円山公園駅”

北海道神宮と隣接している円山公園。どちらかというと円山動物園の方が有名ですね。

この日は28.2度。札幌にしては暑い!

 

この日は暑すぎて諦めましたが、円山山頂へ通じる登山道があるようです。

円山山頂からの眺めはどんなだろうか

 

この円山公園から歩いて10分くらいの場所に札幌イチと評判の”うなぎ屋”があります。夏バテぎみの暑い日にはうなぎを食べてスタミナをつけるため、札幌イチのうなぎ屋「うな明」を訪問しました。

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② つぎは ”大倉山ジャンプ競技場" へ向かいます

北海道神宮を出て、ナビに従って山道を登っていきます。5~6分ほどで遠目にジャンプ台が見えてくると思います。

 

 

【札幌オリンピック開催地】

この大倉山ジャンプ競技場は、1972(昭和47)年開催の「札幌オリンピック」におけるスキージャンプ競技が開催された場所であり、国内初の冬季オリンピックとしての歴史があります。

現在でもサマージャンプやナイタージャンプが可能な設備を整えており、国内大会や国際大会が数多く開催されています。

周辺は観光地となっており、敷地内にオリンピックミュージアムがあります。

下から眺める大倉山ジャンプ台

大倉山ジャンプ競技場に到着して一番はじめに目がゆくのが「ジャンプ台」です。下から眺めるだけでも圧倒的な高さです。

スキージャンプの選手って凄いですね・・・

 

別角度から

頂上までリフトで登れるようなのでチケットを購入します。

 

リフト券とオリンピックミュージアム入場券のセットで1,200円(リフト券のみだと1,000円)と少し高いですが、ここは絶対に登るべきポイントです。

 

距離にして230m近くをリフトで登ります。

ラージ・ヒル(K点=123m)

 

少し登っただけでこの高さ

ここが踏切り台。五輪マークが見えます

 

【頂上到着】

頂上に着くと展望台があります。ジャンプ選手の気持ちになって同じ角度から写真を撮ってみました。

垂直落下に感じます


続いて屋上展望台に上ります。

パノラマ景色、最高です!

この日は天気に恵まれ、札幌一面を展望できました。(向かって)左手には、石狩湾まで望める最高の観光日和でした。

この時は6月で気温が28度で汗ばんでいましたが、展望台で受ける風が気持ちよく、疲れも吹き飛ぶ最高の気分でした。

 

【オリンピックミュージアム】

リフトで下山して、続いてはオリンピックミュージアムを訪問しました。オリンピアンの実際の競技衣装やメダルを見ることができます。

また、体験型の施設になっているため子供たちと行けば、とても楽しめます。

タイミングを合わせて踏切り台からジャンプします

記録は92メートル!

センスが感じられないようです・・・

 

スキーに乗ってクロスカントリーを体験できます

急滑走を体感できるボブスレー

アイスホッケーのゴールキーパー

ジャンプ台の高さは「133.6m」だったのですね!

 

オリンピックミュージアムで五輪の歴史と冬季競技を体感したところで、大倉山ジャンプ競技場を後にします。

 

【総評】

札幌市街地から車で15~20分程度走った場所に、こんなに自然と歴史に触れられる場所があるなんて知りませんでした。

 

自ら歩いて・自然を感じて・歴史に触れての北海道を満喫できる最高の観光コースでした。

 

この後、札幌イチのうなぎを食べてきました。夏といえば”うなぎ”ということで、暑さを吹き飛ばし、スタミナをつけるには最高の一品でした。

 

 

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